「卒業」東野圭吾
加賀恭一郎のシリーズってことで、
古い作品だけど最近注目されている。
本屋さんでも店の目立つところに並んでいたし、
古本屋でも飾り棚に並べてあった。
加賀さんが刑事になる前の、学生時代の話。
このタイトル、前は「卒業 ~雪月花殺人ゲーム~」
という風になっていたけど、いまはただ「卒業」だけ
なんだね。そのほうが合ってるかも。「殺人ゲーム」
っていう表現は、内容に似合わないような気がする。
加賀刑事は、ドラマの影響で、もう、阿部寛さんの顔でしか
思い浮かばない。それでも、そんなに違和感は
ないなぁ~。
東野さんの小説は、古いもののほうが結構面白いかも。
このあいだ「カッコウの卵は誰のもの」も読んだが、
いまいち・・だったヾ(;´▽`A``
この作品はトリックが凝っていて、特にカード操作については、
図解されていても頭がついていかないし、
まぁいいか、分からなくても? なんて思ってしまうが、
鍵の仕掛けも面白いし、よく練られているなぁと思う。
ひとつ、個人的になるほど・・ と思ったのは、
理系の学生さんの研究生活に関する描写。
東野さんって理系出身だから、そのへんはきっと
よく分かって書いていらっしゃるんだと思う。
自分は文系出身なので、理系のことがどうも分からなくて、
親に似ず、何を思ったか工学部に進んだ息子の様子が
いまいち、つかめなかったんだけど、これを読んでいたら、
はぁはぁ、なるほど! って思うところがあった。
まぁ、小説とはあまり関係がないけど。( ´艸`)
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