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2010年7月

「サクリファイス」近藤史恵

サイクルロードレースっていえば、
前に見たアニメをひとつ思い出す。
「茄子 スーツケースの渡り鳥」ていうアニメで、
声優の一人が大泉洋さんだったので、
家族のリクエストで借りて見た。
チームで飛行機に乗るんだけど、そこでの
監督とのやりとりが、もう、まるで「どうでしょう」。
監督の声は、もちろん、藤やんでした。

って、そんな見当違いなことしか浮かばないくらい、
サイクルロードレースには馴染みがない。
タイヤの細い自転車は、ときどきみかける。
海沿いの国道や、箱根の山道なんかで、
腿のふっといお兄さんが、クルマの横を走ってる。

この本を読んで、サイクルロードレース、
本物を、いちど見てみたいと(テレビで)思ったんだけど、
スポーツ専門チャンネルでしかやってないんだね。
有名なレースなら、たまに民放でもあるらしいけど。
いつなんだか、そのころになって、情報を掴めるかどうか・・

比較的最近、地元出身の人かな?
外国のチームに入って選手として走ることになったとか、
聞いたような気がするんだけど、記憶が定かでないし。


知らないスポーツに初めて興味を持つには、
いい本だと思います。
だけど、ちょっと物語が強引かなぁ。
さわやかな感動、って感じには、ならないかもなぁ。
近藤さんの本は二つ目なんですが、
最初に読んだ「凍える島」のほうが、物語の舞台と
作風とがマッチしてたような気がします。(*'ω'*)

「雨の檻」菅浩江

SFって普段はあまり読まないジャンルのせいか、
菅浩江さんという作家さんも、最近まで知らなかった。
無駄のない文章による短編集という紹介をどこかで
読んで、それなら是非、と思って借りた。

表題作も良かったが、「カーマイン・レッド」という作品が
好きだったなぁ。SFっていうのは要するに「仕掛け」、
リアルな人間感情を、ただそのままリアルに描いたら
リアルにすぎるから、それを純化させて描くための仕掛けが
SFなんだ、というようなこと、解説に書いてあったかな、
それと同じようなことを、作品を読みながら感じてた。
仕掛けはSFだけど、とても懐かしいと思うのは、
過ぎてきた自分の日々の中にも、同じような感情が
あったことを、思い出させるからなんだろう、と。

「そばかすのフィギュア」も、情景が目に見えるような
短編で、読んでから日が経ったいま思い返すと、
何か本を読んだというより、アニメの短編でも見たかの
ように、内容が視覚的に思い出される。

「カトレアの真実」
これは、家に帰る途中のJRの車内で読んでいたんだけど、
危うく、降りる駅を乗り過ごすところだった。
その人にとって何が大事かっていうことは、
他人には分からなかったり、するんだね。

いろいろ検索してたら、「カーマイン・レッド」に出てきた
ロボットのシリーズで、新しい作品集が出ていることが
分かった。
ぜひ読もう! と思ったら、地元の図書館には無かった。
・・・・・

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